SWAMPMAN

カクテルに使われるベースのお酒①

 

カクテルをリクエストするとき、どんな風に言いますか?

お酒のリクエストをする際に『○○ベースで』などといった頼み方をする方も多いかと思います。

そもそもカクテルベースとはその名の通りカクテルのベースになるお酒のことです。

主に穀物や果物を発酵してアルコールにし、それを蒸留してアルコール度数をあげた蒸留酒を使っています。

原料の穀物や果物でもちろん風味も変わってくる蒸留酒。

カクテルにも様々な特徴を出してくれます。

『ジンやウォッカなどでとりあえず!』と有名どころだけでリクエストを出すのはもったいない!

今回は基本のカクテルベースを4つと、各カクテルベースを使った代表的なカクテルをご紹介していきます!

ぜひ自分の好みにあったカクテルベースを探してみてください!

 

■ジン

ジンは大麦麦芽、トウモロコシ、ライ麦などの穀物を原料とした蒸留酒です。

ジュニパー・ベリー(杜松(ねず)の実)で香りが加えられており、無色透明。

蒸留酒の中では比較的個性が強くないので、カクテル初心者の方にも好まれやすいお酒です。

居酒屋でもジントニックなんてよく耳にしますよね。

 

・ジントニック

ジントニックは、ジンとトニックウォーター(炭酸水)をだいたい1:3で合わせたもの。

香りや風味付けにライムが飾られたりもします。

ジンは風味もさほど強くないお酒なので

ジントニックにするとトニックウォーターとライムの爽やかな味が楽しめます。

トニックウォーターをジンジャーエールにすると名称はジンバックになりますね。

 

・マティーニ

マティーニはジンとベルモット(白ワインを主体としたフレーバードワイン)をだいたい3:1で合わせたもの。

最後にオリーブが飾られます。ジンの割合が多いとドライマティーニという呼ばれ方もします。

好みでレモンの果皮を絞りいれるとすっきりとした味わいでいただけるカクテルです。

オリーブは好みなので食べても食べなくてもOKですが、オリーブの苦みがマティーニの風味を引き立たせる、

なんて一説もあります。

 

・ダービー

ダービーはジンとピーチのブランデーをだいたい5:1で合わせたものに

飾りでミントをあしらった可愛らしいカクテル。

ミントの香りがひきたちながらもピーチのふんわりとした風味がなんとも女性らしいですよね。

もちろん男性にも人気です。

 

■ウォッカ

ウォッカはライ麦、大麦、小麦、トウモロコシなどの穀物を原料とした蒸留酒です。

原酒を活性炭でろ過したもので、無色透明な酒質に爽やかな香味があります。

よくロシア人がショットで一気しているイメージがありますよね。

40度近くあるウォッカですが、甘めのジュースと混ぜるとお酒の味があまりしないので女性に好まれやすいです。

 

・モスコミュール

モスコミュールはウォッカとライムジュースとジンジャーエール(だいたい2:1:お好み)を冷えたグラスに注ぎ、

最後にライムやレモンのスライスを飾り付けたもの。飲み口はやや甘いものが多いです。

お好みですが、キンキンに冷えていた方がおいしいとか。ジンジャーエールがお好きな方にはおすすめです。

 

・ソルティドッグ

ソルティドッグは基本的に少量でいただくものが多くコップの縁に塩をつけ(スノースタイル)、

塩とともにいただくカクテルです。

最後にレモンが飾られていたりもします。

ウォッカとグレープフルーツジュースをだいたい1:2で合わせたもので、

グラスに塩を付けないスタイルはブルドッグと呼ばれます。

塩とグレープフルーツとウォッカの絶妙な合わさりを楽しむことのできるカクテルです。

 

・スクリュードライバー

スクリュードライバーはウォッカをオレンジジュースで割ったもの。分量もお好みです。

作り方も簡単な上、甘いジュースで割るとお酒の香りを感じさせることがないウォッカなのでゴクゴクと飲めてしまい、

女性を酔わしてしまう…なんていわれたりする代表的なレディーキラーカクテルです。

適量をわきまえて楽しむ一品。

 

次回も引き続き、カクテルに使われるベースのお酒について詳しくご紹介致します!