漬け込む素材により果実酒作りでは、お酒に漬け込むベストな期間が異なります。
おいしい果実酒作りのコツは旬の果実を選ぶこと、りんごや梅など果実の素材ごと旬を見極めて、飲みごろまで把握して果実酒作りに挑戦をしてみると良いでしょう。
季節ごとの楽しみ旬の果物を使って果実酒を作ろう
日本には美しい四季があり景色の移り変わりを楽しむことができますが、同時にワクワクするのがその時期に実りを迎える旬の食べ物です。
季節に旬を迎える果実を頂くことも、季節が変わる中での楽しみになります。
旬の果物は甘みも増して大変おいしいもの、そんな果実を使い、果実酒を作るのは乙なものです。
果実を使ったお酒として、誰もが真っ先に思い浮かぶのは梅酒かもしれません。
これまでに果実酒を作ったことのない人なら、果実酒は作り方が難しいと思うかもしれないですが、お酒に好みの果実を漬けて仕上げるだけですから簡単です。
果実酒作りで必要になる材料はどうやって選ぶといいのか、使う容器なども知っておくと良いでしょう。
お酒と果物の相性の良さはもはやお墨付き、市販の果実酒も良いですが、自分で作った果実酒も引けを劣らぬほどおいしいです。
手作り果実酒は10日ほど果実をお酒に漬ければ美味しくなり、さらにまろやかにするなら果物の漬け込み期間を3ヵ月以上にして作ってみても良いでしょう。
果実酒を作る容器選びと材料の果物選びのポイント
プラスチック製容器でも作れる果実酒ですが、毎年果実酒を作るならおすすめはガラス製容器です。
軽量で落としても割れにくいプラスチックは便利な反面、何度も使用するとにおいが気になります。
ガラス製容器がおすすめなのは、においも付きにくいうえに漬け込む果物類の色も付着をしにくいためです。
優れた耐久性を持ち、レモンやりんごなど果実の持つ酸に対しても強いため、果実酒作りにも適しています。
密閉容器に蓋つきを選ぶのは、アルコールを使用するので飛びにくくするためです。
また果実酒作りの容器は広口タイプを選ぶのがおすすめ、入り口が大きいことで材料の果実も入れやすくなります。
容量に関しての目安は、使用する酒量のおよそ2倍以上です。
仕上がりや味わいを左右する材料選びは、その季節に旬を迎える果物を使うと良いでしょう。
見た目も綺麗で新鮮な果実を選び、漬け込む前にしっかり洗って水気もふき取ります。
酒が濁らないように、熟した果実や傷あり果実は使用しない方がおすすめです。
果実酒を作るときに使うお酒でおすすめなのは?
果実酒作りでそれぞれの果物が持つ良さを生かして仕上げるなら、おすすめのお酒はホワイトリカーです。
数ある酒類の中でも果実酒作りで使用される最もポピュラーなお酒はホワイトリカーであり、味わいにも癖がなく無色透明ですから果実酒作りにも適しています。
各果物の持ち味を邪魔せず十分に生かせます。
素材自体の持ち味も残しつつ、酒が持つ風味や香りを堪能したいならほかのお酒を使うこともできます。
リキュールやウイスキーにブランデーなど、香りを楽しめるお酒を使っても良いでしょう。
酒税法の定めがありますので、アルコールの分量は20%以上であることが前提です。
15%前後の度数となる日本酒は使用不可、日本酒でも20%以上のアルコール分の果実酒専用ならOKです。
旬の果物を使った果実酒作りは楽しみなもの、レモンをプラスした酸味のある柑橘類の果実酒や、定番の果実酒となる梅酒、フルーティーでさわやかな味わいのりんご酒などもあります。
まとめ
そのまま食べても果実はおいしいもの、旬の果物を使用して作る果実酒は、飲酒の許されている大人だけの楽しみになります。
漬け込みに最適なのはホワイトリカーですが、お酒の香りを楽しみたいならウォッカやジンなど、味わい自体も多種多彩になる、ほかの酒類でも構いません。